認知科学から見るリーダーシップ開発:なぜ思考パターンを変えると組織が動くのか?

#コーチング #リーダーシップ Dec 19, 2024

こんにちは、栗山です。

 

今回もこのブログに立ち寄っていただき

本当にありがとうございます。

 

もしあなたが

「リーダーとしてチームを引っ張るうえで自分の考え方や行動が正しいのか分からなくなっている」

と感じているなら、ぜひ読み進めてみてください。

 

前回は、30代・40代でキャリアクライシスを感じる理由と

その乗り越え方についてお話ししました。

今回お伝えするのは、その続きとも言えるテーマです。

 

すなわち、

「なぜ自分の思考パターンを変えるとリーダーとして組織を動かせるようになるのか?」

という問いへの答えです。

 


なぜ、リーダーシップ開発に認知科学が必要なのか?

仕事に慣れ、ある程度の成果を出せるようになったあなたが

新たな悩みに直面することがあります。

 

それは「人を動かす難しさ」です。

 

個々のメンバーはスキルも性格も異なり

ひとつの指示で全員が同じ方向へ動くわけではありません。

 

ここで壁になるのが、「自分の思考の癖」です。

 

多くの場合、私たちは過去の成功体験や先入観に縛られています。

「こう言えばメンバーは動くだろう」

「こういう状況では、こう対応するのが常識だ」

というパターンに従い、同じ方法を繰り返しがちです。

 

しかし、そのパターンが現時点で最適とは限りません。

 

認知科学は人間がどのように情報を処理し、意思決定するかを明らかにする学問です。

 

この視点を取り入れると

自分自身の思考回路に気づき

新たなアプローチを試す余地が見えてきます。

 

結果として、リーダーとして

「どう発信すれば伝わるのか」

「どんな環境を整えればチームが動きやすいのか」

を理解しやすくなり、組織全体のパフォーマンスを引き上げられるのです。

 


 

なぜ、思考パターンが組織を動かすカギになるのか?

組織が動く背景には、

「心理的安全性」や「共通理解」「共有されたビジョン」などが存在します。

 

リーダーとしてこれらを醸成するには

まず自分自身が固定観念から抜け出し、相手の認知プロセスを理解することが有効です。

  • 心理的安全性

    チームメンバーが安心して意見を出せる雰囲気が必要です。

    もしリーダーが「部下は指示通り動くべきだ」という固定観念に囚われていると

    自然と発言を萎縮させる空気を生む可能性があります。

    認知科学的視点に立てば、メンバーの思考や感情の流れを想像し、

    心地よい対話の環境づくりに意識を向けられます。

  • 共通理解

    チームが一丸となって進むには、目的や目標を明確に共有する必要があります。

    しかし、人はそれぞれ異なる「理解のフィルター」を持っています。

    リーダーが「自分の説明で十分伝わるはずだ」と思い込んでいると、伝達不足が発生します。

    認知科学の知見を使えば、「相手が情報を理解するプロセス」を考慮し、

    より噛み砕いたメッセージや、視覚的な補助を用意するなど工夫ができるのです。

  • 共有されたビジョン

    リーダーが掲げるビジョンは、頭の中で鮮明でも、メンバーにとっては抽象的な場合もあります。

    「なぜこのビジョンが重要なのか?」「どうすれば自分たちに関係するのか?」

    こうした問いに答えるには、相手の理解パターンや価値観に合わせて説明し直す必要があります。

    認知科学的アプローチを通じて、自分がどのような言葉選びや順序で情報を提示すれば、

    より深い共感と理解を引き出せるか探ることが可能です。


 

何をすれば、認知科学を活用したリーダーシップ開発ができるのか?

  1. メタ認知を養う

    自分が「どう考えているのか」を客観的に捉える力です。

    例えば、「なぜ俺はこの部下の意見をすぐ却下してしまったのだろう?」

    この問いを立てること自体が、思考パターンを改善する第一歩になります。

  2. フィードバックループの確立

    自分が発した指示やメッセージに対し、相手がどう反応したのかを注意深く観察します。

    「思ったより伝わっていない」「逆に誤解が生まれた」などの

    フィードバックを真摯に受け止め、改善する。

    試行錯誤を繰り返すうちに、効果的な思考パターンが身についていきます。

  3. 外部の視点を取り入れる(認知科学コーチング)

    自分一人で気づけない盲点は必ずあります。

    外部のコーチ、特に認知科学の知見を持つ専門家に相談することで

    自分の認知バイアスや思考パターンの癖を明確にし、行動計画を立てることが可能です。

    よくある思考の歪み(例「この意見を否定したら、部下はやる気を失うだろう」という過度な思い込み)を修正するサポートが受けられます。

  4. 学習と実践のサイクルを回す

    一度で理想のリーダーシップが身につくわけではありません。

    日々のコミュニケーションの中で、

    「今日はもう少しメンバーの意図を深堀りしてみよう」

    「明日はこの説明を図解で補足しよう」など、

    小さな改善を重ねていくことで、思考パターンが変わり、組織の動きも変わっていきます。


 

具体例:組織が動いたケース

ある製造業の中堅リーダーであるBさんは、チーム内で意見が出ないことに悩んでいました。

Bさんは「部下たちが遠慮しているだけだ。もっとハッキリ言えよ」と心の中で思っていましたが

それを正面から口に出すことはありませんでした。

結果として、ミーティングは毎回静まり返り

Bさんの一方的な指示が続き、チームはなかなか改善策を提案しなくなりました。

 

しかし、Bさんは認知科学コーチングを通じて自分の思考の癖に気づきました。

  • 部下が何も言わないのは「遠慮」ではなく、「言っても無視される」という前提を持っていたからかもしれない。
  • 説明が「資料の数字」を並べるだけで、理解や共感を得る工夫が足りなかったのかもしれない。

Bさんはミーティング前に、今議論すべき課題を簡潔に要約し

それがメンバーの役割やキャリア成長にどう関係するかを明確化しました。

また、発言しやすいように事前に質問リストを配布し、1人ずつ意見を求める形を取ったのです。

すると、少しずつ部下がアイデアを出し始め、ついには新しい改善策が生まれました。

Bさんは自分の思考パターン(「部下が勝手に発言すべきだ」という思い込み)を変えたことで

組織が動き出したのです。

 


 

行動へのヒント

もし今、リーダーとしてなかなかチームが思うように動かないと感じているなら

まずは自分の思考プロセスを書き出してみてください。

  • 「部下はこうすべき」という自分の常識は何か?
  • 「上司ならこんな言い方はNGだ」という思い込みはあるか?

それを客観的に見るだけでも一歩前進です。

次に、認知科学コーチングや外部の専門家に相談することで

あなたの思考パターンを第三者視点で点検し、新しい行動パターンを試すことができます。

 


 

なぜ、これがあなたのキャリアにも有効なのか?

リーダーシップ開発は、単に部下を動かすためのテクニックではありません。

それは、自分のキャリアを主体的に切り開く力にもつながります。

認知科学的なアプローチで思考パターンを柔軟にすることで

新たな役職への挑戦、組織開発プロジェクトへの参画

あるいは将来的な独立や転職にもプラスに働きます。

 

あなたが自分の思考の枠を超えれば、その分だけ選択肢が広がり

キャリアクライシスを超えた先に「自分軸」を持ったリーダーシップが育まれるのです。

 


 

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実際に声に出し、言葉にすることで、抽象的な悩みをクリアにし、新たな一歩を踏み出すきっかけになります。

 


 

まとめ

  • 思考パターンを変えることで、リーダーシップは大きく進化する。
  • 認知科学を用いると、組織が動き出す背景や、メンバーがどのように情報を理解するかがわかりやすくなる。
  • 小さな実践とフィードバックの繰り返しで、柔軟なリーダーシップが身につく。
  • その結果、あなた自身のキャリアにもプラスに働く。

前回の記事でキャリアクライシスを乗り越えるヒントをお伝えし

今回は認知科学的アプローチによるリーダーシップ開発を紹介しました。

 

次回は、「組織開発コーチング」を活用し、上司・部下間の関係性をどう改善できるのかを探っていきます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

これからも、一緒に学び、成長していきましょう。

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